2011年7月の記事一覧

インタビューへ行って参りました。

なかむらファミリー歯科/北海道滝川市

メープル歯科/北海道滝川市

是非ご覧ください!

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日本歯科医師会が主催し日本財団が協力し行っている同プロジェクト。
6月30日~7月1日にかけて、福島県にて実施しました。

仮設住宅への移動.JPG

 【 仮設住宅への移動が始まっている 】

 
福島県福島市、郡山市、伊達市、南相馬市、川俣町、二本松市、大玉村、田村市、三春町の
避難所及び一部の仮設住宅を訪問し、口腔ケア状況のアセスメント及びグッズの配布を行いました。
 
南相馬市の原町第二中学校及び福島県のあづま総合運動公園体育館の避難所では、
日本歯科医師会の役員さんによる講演会も併せて行われました。
 
現地では、避難所がそろそろ閉鎖する所も多く、
仮設住宅や民間のアパート等へ移動するという方も多くいらっしゃいました。
これから移動をする方々には、セットになった口腔ケアグッズはとても喜ばれました。

日本歯科医師会レクチャー.JPG

  【 日本歯科医師会の役員さんによるレクチャー避難生活では誤嚥性肺炎が怖い! 】

また、一部仮設住宅も訪問し、グッズ配布を行いました。
避難所とは異なり、仮設住宅では、基本的に生活の自立を求められます。
仮設住宅の多くは決して便利な場所に立地しているとは言えないため、
グッズも喜んで受け取っていただきました。
 
今後仮設住宅については、プライバシーが守られると同時に、
高齢者等の孤立を招くことも懸念されており、
息の長いケアが必要だと言われています。

   

口腔ケアグッツお渡し.JPG

【 今回も口腔ケアグッズのセットをお渡ししました 】
 


日本財団は、今後も被災地への支援活動を長い目で行っていきます。

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Q:日本歯科医師会を知っていますか? 日本歯科医師会のことは校舎建設が選定され、第一回校舎建設ワークショップに参加した時に始めて知った。セダナーについては近辺の村などに校舎建設をしていることを以前から知っていた。

Q:学校教育では何が最も大切だと考えていますか? どんな子供達に育ててゆきたいですか?
学校教育で最も大切なことは、ただ学校で勉強して高校や大学を卒業するとのことより、自分の人生のために保証できる技術や知識を身につけられることだと思う。できれば、生徒全員を先生たちより優秀な人材に育ててあげたいと思っている。

Q:新しい校舎ができて子供達、先生たちに何か変化が起きましたか?
新校舎ができて、教室の仕切りがあり、授業に集中して望めるようになった。その上、以前の校舎は大分古く、壊れかけていたので雨季には雨漏り、涼期には風が壁の隙間から通るので、寒かったが、今の校舎ではそう言った自然妨害から逃れられたので、先生達や生徒達は喜んでいる。

 Q:新校舎の継続的な維持及び管理はどのようにしていますか?
生徒達に、新校舎や椅子、机などを丁寧に綺麗に使うよういつも教えている。せっかく、日本の皆様が建設してくださったので、今のように安全に授業できるようになっていることを生徒達に理解できるよう説明した。また、新校舎及び学校の発展に関して何かあったら、必ず委員会に提案して委員会の方々と協議をしている。私たち、教職員3人ともこの学校の出身なので、学校発展のために懸命に努力して行く予定。これからの継続的な校舎維持や管理はソフトプロジェクトによるマイクロファイナンス事業から得られる収益の一部を使って行く予定で、近いうちにこの学校を完全無料教育小学校(つまり、生徒達に必要なテキストからノート、鉛筆を含め、無料で提供できること)にして行けるよう委員会の方々と相談して実行する予定。また、マイクロファイナンス事業より得られる収益が上がってきたら、生徒達にコンピューターに触れておいてもらいたいので、コンピューターを購入したいと考えている。

Q:新校舎・施設をいつも清潔に使用していますか? 窓のグラスは時々掃除しますか? トイレの掃除はいつもどうしていますか? その為に、掃除の仕事を子供達にどんな風に割り当てていますか?校舎や校庭の掃除に関して、当校では学生の人数が少ないので、他の小学校同様、高学年生徒達を中心に交代で午前と昼に掃除してもらっている。女子生徒には掃き掃除や壁などの拭き掃除とトイレ掃除、男子生徒には水の供給やトイレ掃除のための水汲みなどをしてもらっている。ガラス掃除も時々している。

 Q:その他の話は?
日本財団及び日本歯科医師会やセダナーが新校舎を建設してくださったことに対し、言葉で表せないほど感謝している。もし、日本財団や日本歯科医師会の方々として機会があったら、是非一度、小学校に訪れていただきたいと思っている。

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パーヌェー小学校.jpg

(2011616日訪問)  

 

(1)所在地 :  タウンジー郡区、ニャウンシュエー区、マイタウッ郡村、パーヌェー村

 

(2)築年  :  2010~2011年度(2009年度事業)

 

(3)校舎概要:60×30フィート(約長さ18m、奥行き9m)、一階建

           -トタン屋根、レンガ壁、コンクリート床

           -教室5室、

           -水槽(5×5×3.5フィート)1

           -雨樋

           -教職員用 机・椅子3セット

           -生徒用 机・椅子15セット

           -黒板3

 

(4)2011年度生徒数 43

 

(5)教員数     :3

 

(6)学校管理および地域開発委員会 :13

 

(7)村の人口    :1025

             (1)南パーヌェー村      193

             (2)パーヌェーダヌ村     280

             (3)中パーヌェー村      189

           (4)北パーヌェー村      101

           (5)パーヌェーミートゥポッ村: 262

上記数字はパーヌェー村地域開発委員会がまとめた数字であり、公式統計ではない。

            

(8)主な民族    :インダー、ダヌー

 

 

 

 

村落開発委員会とのインタビュー

 

    Q日本歯科医師会を知っていますか?

パーヌェー村委員会は日本歯科医師会のことを第1回校舎建設ワークショップに参加した時に知った。その前は、日本財団の支援によりセダナーが南シャン州で校舎建設をしていることをうわさで聞いていたが具体的なことは知らなかった。マイタウッイン村にセダナーが校舎建設をして寄贈したことを知って、ニャウンシュエー区教育事務所経由でセダナーに連絡を取った。

 

 Q校舎建設に選定された時はどんな気持ちでしたか?

EPD事業対象校に選定されたとの事を聞いて、委員会や先生達を始め村全体の人々は大喜びだった。旧校舎は建設以降57年が経過して、壊れかけているので再建したかったが、村は建設費用が負担できず、困っていた時に丁度セダナーのことを知って連絡を取った。まさかと思いながらも選定されたことが確定した時は言葉が出ないほど大喜びで、選定されたとの連絡があった当日は村中その話題で持ちきりだった。

 

パーヌェー小学校は1952年に地域住民が校舎を建設して設立。1954年に政府認定小学校となり、校舎を増設し、1958年に中等学校になったが、19626月に中等学校をマイタウッ郡村の中央村であるマイタウッ村に移された。その為、パーヌェー村の中等学校は小学校に降格されて以来、今まで小学校のままになっている。元の校舎はトタン屋根の木造施設で、仕切りは竹を編んだものだったが、1995年に村民の募金でコンクリート床に改造された。また、UNDPの支援を受けてコンクリート式トイレを作り、1996年には再びUNDPの援助を受けて仕切りの竹編んだものをベニヤ板に交換した。1997年には校庭内まで水道を引いた。

 

 Q皆さんは学校での教育に何を望んでいますか?

村の子供達に学校教育受けさせることによって、将来地域や国のために役に立つ人材を育てることが出来、子供達自身も教養のある人になることを望んでいる。また、地元の人間としても村の子供達の教育に深く感心がありそれなりの支援もしている。村で小学校が設立された1952年から現在に至るまで、村出身の生徒たちの中に先生、看護婦或いは助産婦として地域或いは国のために活躍している者もいる。

 

 Q新しい校舎ができて子供達、或いは先生たちに何か変化はありましたか?

新校舎が出来る前に、使っていた旧校舎は大分古く、屋根からの雨漏れや風が強いとき   などに授業を行えないことがあったが、今の新校舎では安全に授業できるようになった   ので先生達も生徒達も授業に集中できるようになった。

 

 Q新校舎の継続的な維持及び管理はどのようにしていますか? ソフトプロジェクトからの収益は上がっていますか? また、それをどのように使う予定ですか?

新校舎の継続的な維持及び管理のためには、EPDのソフトプロジェクト援助金として支援された現金4,300,000チャット(約43万円)でマイクロファイナンス事業を始めているためで、融資した金額の利息で先生達への補助、校舎維持と学校全体の管理をして行く予定である。現在、ソフトプロジェクトの援助金全額4,300,000チャット(約43万円)をマイクロファイナンス事業に投資しており、201121日より村の農家たちに融資している。融資期間は6ヶ月で、利息は月間3%である。返済の満期になる8月までに、収益の使い道を委員会及び先生達で決める予定。今のところ、優先として日本歯科医師会の支援で建設した校舎に校区住民の協力で増設した教職員室の窓に鉄格子を取り付ける予定で利息が余った場合資本金に追加投資をする予定である。

 

 Qソフトプロジェクトは順調に進んでいますか? ソフトプロジェクトのマイクロファイナンスを受けている地元の人々はそのお金をどのように使っていますか? マイクロファイナンスは生活や仕事に役に立っていますか?

今のところソフトプロジェクトであるマイクロファイナンス事業も順調に進んでいる。村の主な産業は農業であり、米、サトウキビ、ともろこしとトマト栽培が中心である。マイクロファイナンス事業も農民向けに融資している。融資を受けている農家達も自分たちの農業に資本金が増えることになったので、資金の循環が良くなり、生活や経済に役立てている。もし、返済期までに現在融資した農家に問題があったとしても村民のほとんどは親戚又は、親戚に近い関係なので委員会が責任を持って解決する。

 

 Qその他の話は?

村には小学校しかないので、小学校を卒業して進学する生徒達は高等学校があるマイタウッ村まで(片道2.5マイル)通学している。現在のところ、マイタウッ高等学校に50名ほどの生徒が通っている。

 

地域の保健の為、マイタウッ村に村落保健所があり、パーヌェー村には助産婦一人いる。村民として軽い病気(熱や風邪)などの場合、村の助産婦が処方してくれているが、重病などの場合、マイタウッの村落保健所又はニャウンシュエーの病院に通うことになっている。歯の健康に関しては、地域の人々として知識が少なく、適当な漢方薬や植物などで解決している。

 

最後に、新校舎を建設してくれた、日本財団及び日本歯科医師会、セダナーのことをとても感謝している。その恩返しとして、校舎をきれいに大切に利用し、継続的に維持して長年利用できるよう管理していくことを約束してくれた。

 

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