■ミャンマーだより<vol.14>■
2023年3月15日
スクールプロジェクトを進めているミャンマー現地の様子を
月に1度、紹介している『ミャンマーだより』
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今回は「訪れた最大のピンチと2022年度事業建設開始」です。
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2022年11月、現地で長年活動を続けているスタッフのビザに加えて
支援プロジェクトの基本合意書も期限を迎えるという危機に見舞われました。
合意書に関しては3月から更新に向けて動いていましたが、
ミャンマー国内の国際NGO登録法が変更になり、新しい登録が完了するまで合意書の更新ができないことに。
早めの対策を打つべく7月には教育大臣と面会し、これまでの成果を報告する場で
プロジェクト継続のための助言をもらい実行に移しますが
9月になり、スタッフのビザの更新手続きが却下されたとの連絡が入りました。
さらに、プロジェクトの契約書についても
10月に開かれた教育省実行委員会で却下されたとの報告が。
ここまでくれば万事休す。
12月から開始予定だった学校建設が遅れれば新年度に教室が足りない事態も発生します。
関係者に手紙や必要な書類を何度も送るも面会すら断られる中、ある村の元村長の助けにより
スタッフの移動については許可が下りました。
ほどなくして学校の建設許可を知らせるレターも届き、支援が途切れることなく無事新しい年を迎えることができたのです。
契約書にサインする小学校校長の様子
2023年1月、1ヶ月以上遅れたスタートにはなりましたが、
村の建設委員会、校長先生たちは学校建設を信じて待っていたと歓迎してくれました。
まずは5校の建設契約を結び、2022年度事業の学校建設スタートです。
海外の支援活動には今回のような思いもよらない試練やトラブルを経験します。
TOOTH FAIRYの支援を受けて成長した子どもたちが、いつか同じように壁にぶつかる時がきても、
それを乗り越え、受け継いだ善意を周りの誰かや自国の明るい未来に繋いでくれることを願っています。