日本のことをもっと知りたい。

2010年4月12日

ダン ダー ウィンさん
16歳 シャン族 仏教徒

--学校はどうですか?

学校はとても大好きです。いま英語の勉強を頑張っています。

--学校にイジメやケンカはありますか?

イジメはありません。ケンカもほとんどありませんが、もしケンカが起きたら校長先生に報告します。先生は籐の棒で悪い子を叩きます。とっても痛いですよ(笑)。先生の言うことは絶対に聞かなければいけません。

--普段の生活を教えてください

家の仕事は農業です。お茶を作っています。
父親が亡くなっていて祖父母と母と兄弟2人の6人家族です。家の手伝いは農作業がたくさんありますが、今は塾にも通っているので勉強が忙しいです。(ミャンマーでは、学校の先生が放課後に塾を開いていることが多い。)お父さんがいない中、母が一生懸命働いて私に勉強をさせてくれているので私も一生懸命頑張っています。

趣味は読書です。歴史についての本を読んでいます。
将来は国際関係の仕事に興味があります。
仏教徒ですので朝晩のお祈りは欠かしません。

--日本では無宗教の人が増えていますが?

そうですか。宗教は熱心にやるべきだと思います。良く生きるためにはとても大切だと思います。

インタビュー風景

--この寄付プロジェクトをどう思いますか?

素晴らしいことだと思います。心から感謝します。村には電気がないので生活が大変です。ミャンマーはいま支援を必要としています。学校への寄付は本当に役に立っていると思います。ただ、日本について何も知らないのです。日本について書かれた本が何もないと思います。

--是非このプロジェクトを通じて日本のことを知ってほしいと思います。

はい、日本のことがわかる本があれば是非読んでみたいです。

--むし歯はありますか?

子どものときに1度だけむし歯になりましたが今はありません。1日3回歯磨きをしています。

教室でインタビューをお願いすると一番に手を上げてくれたダンさん。とてもしっかりした受け答えをしてくれました。電気のない村でも塾があることにビックリ。情報が少ない村で、勉強したい気持ちがとても伝わってきました。

【学校紹介】南シャン州ピンピ村 ピンピ高等学校(2009年10月) ここは地域唯一の高等学校です。この村は多くの民族が暮らしているが皆仲がよくトラブルはない。村の課題は電気が通っていないこと。政府から電気を引く許可は下りたが、そのための資金約2000万円は村が負担する必要があるが、目処はまったく立っていない。