前回の岩手県での避難所回りとアセスメントに続き今回は5月19日~20日に宮城県石巻市で実施しました。宮城県石巻市には100か所の避難所があり、今現在も7,592名の人が避難所での生活を強いられています。(2010年5月25日付宮城県発表)
(避難者のニーズを調査しています)
避難所全24か所を回り、物資の提供及びニーズ調査を実施しました。避難所は岩手県同様多いところで700人以上、少ないところでは10人程度とその規模は様々でした。また場所によっては、義歯安定剤や義歯洗浄ブラシ、マウスウォッシュ等、ピンポイントの物資のニーズがあった。
義歯安定剤については、「近所に通える歯科医院があれば行きたいが、交通機関も機能しておらず通えない」「時間帯によっては冠水してしまうので歯科医院に通えない」「痩せて入れ歯が合わず、ご飯を食べる時に痛む」という声があがりました。 (まだ何も手のつけられていないエリアもありました)
仮設住宅の建設も進んでおり、9月には入居できる人もいました。集団生活から急に仮設住宅での生活が始まると独居老人などは更に孤立していくであろうと思われます。しかし、仮設住宅に移れる確率は低く長期にわたる避難所での生活の支援をしていく必要があるといえます。