子どもたちの声外国人とは初めて話をしました。

ナン チェリ エィーさん
16歳 シャン族 クリスチャン

--学校はいかがですか?

新しい学校が出来て高等学校になったことが嬉しいです。以前は教室が足りずにとても狭かったので勉強する環境が非常に良くなりました。それにこの学校が出来るまでは中学校までしかなかったので本当に嬉しいです。
とても大学に行きたいので勉強を頑張っています。

-いじめはありますか?

ありません。もし私がイジメをみたら?本当に怒ると思いますよ。

--嫌なことをされても怒らないのですか?

嫌なことをされることはあります。その時に自分が怒ればケンカになってしまうので我慢して座ります。そうすれば相手は自分が悪いことをしたことに気がつき謝ってくれると思います。

--仏教徒がほとんどの村でカトリック信者ですが?

神様を信じることが大事だと思います。仏教徒は偶像崇拝だとおもいます。ただ、宗教が違っていてもみんな仲良く暮らしています。
教会は隣の村にあります。毎週日曜日に家族全員とクリスチャンの友だちと歩いて行きます。

--家族について教えてください

6人家族です。4人兄弟の末っ子です。家はとうもろこしとお米を作っています。今はとうもろこしの収穫でとても忙しいです。水運びや、食事の用意、農作業などの手伝いをしています。今は家族が私には勉強を頑張って欲しいと言ってくれているので大学に行けることを目標に勉強を頑張っています。大学に行って将来は音楽の先生になりたいです。歌手になってみたいですね。

--外国人と話したことは初めてですか?

初めてです(笑)日本については何も知りません。初めて外国の人と話をしてとても興味が湧きました。日本のことを知りたいです。
--日本の車は知っているのではないですか?(ミャンマーを走っている車はほとんど日本の中古車)村には車がほとんど来ないので知りませんでした。

--むし歯はありますか?

ありません。ただ、歯磨きはきちんとしています。私は今まで一度もむし歯になったことがありません。日本の歯医者さんの取り組みは素晴らしいと思います。

とても好奇心が旺盛なナンさん。私の質問に対し、一つ一つ誠実に答えてくれたのが印象的でした。ただ、子どもたちが日本のことを何も知らないことに少し驚きました。TOOTH FAIRYプロジェクトでは子ども達に日本のことを知ってもらえる工夫も考えていきます。

【学校紹介】南シャン州ピンピ村 ピンピ高等学校(2009年10月) ここは地域唯一の高等学校です。この村は多くの民族が暮らしているが皆仲がよくトラブルはない。村の課題は電気が通っていないこと。政府から電気を引く許可は下りたが、そのための資金約2000万円は村が負担する必要があるが、目処はまったく立っていない。

子どもたちの声

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