学校建設プロジェクトの記事一覧


Q:日本歯科医師会を知っていますか? 日本歯科医師会のことは校舎建設が選定され、第一回校舎建設ワークショップに参加した時に始めて知った。セダナーについては近辺の村などに校舎建設をしていることを以前から知っていた。

Q:学校教育では何が最も大切だと考えていますか? どんな子供達に育ててゆきたいですか?
学校教育で最も大切なことは、ただ学校で勉強して高校や大学を卒業するとのことより、自分の人生のために保証できる技術や知識を身につけられることだと思う。できれば、生徒全員を先生たちより優秀な人材に育ててあげたいと思っている。

Q:新しい校舎ができて子供達、先生たちに何か変化が起きましたか?
新校舎ができて、教室の仕切りがあり、授業に集中して望めるようになった。その上、以前の校舎は大分古く、壊れかけていたので雨季には雨漏り、涼期には風が壁の隙間から通るので、寒かったが、今の校舎ではそう言った自然妨害から逃れられたので、先生達や生徒達は喜んでいる。

 Q:新校舎の継続的な維持及び管理はどのようにしていますか?
生徒達に、新校舎や椅子、机などを丁寧に綺麗に使うよういつも教えている。せっかく、日本の皆様が建設してくださったので、今のように安全に授業できるようになっていることを生徒達に理解できるよう説明した。また、新校舎及び学校の発展に関して何かあったら、必ず委員会に提案して委員会の方々と協議をしている。私たち、教職員3人ともこの学校の出身なので、学校発展のために懸命に努力して行く予定。これからの継続的な校舎維持や管理はソフトプロジェクトによるマイクロファイナンス事業から得られる収益の一部を使って行く予定で、近いうちにこの学校を完全無料教育小学校(つまり、生徒達に必要なテキストからノート、鉛筆を含め、無料で提供できること)にして行けるよう委員会の方々と相談して実行する予定。また、マイクロファイナンス事業より得られる収益が上がってきたら、生徒達にコンピューターに触れておいてもらいたいので、コンピューターを購入したいと考えている。

Q:新校舎・施設をいつも清潔に使用していますか? 窓のグラスは時々掃除しますか? トイレの掃除はいつもどうしていますか? その為に、掃除の仕事を子供達にどんな風に割り当てていますか?校舎や校庭の掃除に関して、当校では学生の人数が少ないので、他の小学校同様、高学年生徒達を中心に交代で午前と昼に掃除してもらっている。女子生徒には掃き掃除や壁などの拭き掃除とトイレ掃除、男子生徒には水の供給やトイレ掃除のための水汲みなどをしてもらっている。ガラス掃除も時々している。

 Q:その他の話は?
日本財団及び日本歯科医師会やセダナーが新校舎を建設してくださったことに対し、言葉で表せないほど感謝している。もし、日本財団や日本歯科医師会の方々として機会があったら、是非一度、小学校に訪れていただきたいと思っている。

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パーヌェー小学校.jpg

(2011616日訪問)  

 

(1)所在地 :  タウンジー郡区、ニャウンシュエー区、マイタウッ郡村、パーヌェー村

 

(2)築年  :  2010~2011年度(2009年度事業)

 

(3)校舎概要:60×30フィート(約長さ18m、奥行き9m)、一階建

           -トタン屋根、レンガ壁、コンクリート床

           -教室5室、

           -水槽(5×5×3.5フィート)1

           -雨樋

           -教職員用 机・椅子3セット

           -生徒用 机・椅子15セット

           -黒板3

 

(4)2011年度生徒数 43

 

(5)教員数     :3

 

(6)学校管理および地域開発委員会 :13

 

(7)村の人口    :1025

             (1)南パーヌェー村      193

             (2)パーヌェーダヌ村     280

             (3)中パーヌェー村      189

           (4)北パーヌェー村      101

           (5)パーヌェーミートゥポッ村: 262

上記数字はパーヌェー村地域開発委員会がまとめた数字であり、公式統計ではない。

            

(8)主な民族    :インダー、ダヌー

 

 

 

 

村落開発委員会とのインタビュー

 

    Q日本歯科医師会を知っていますか?

パーヌェー村委員会は日本歯科医師会のことを第1回校舎建設ワークショップに参加した時に知った。その前は、日本財団の支援によりセダナーが南シャン州で校舎建設をしていることをうわさで聞いていたが具体的なことは知らなかった。マイタウッイン村にセダナーが校舎建設をして寄贈したことを知って、ニャウンシュエー区教育事務所経由でセダナーに連絡を取った。

 

 Q校舎建設に選定された時はどんな気持ちでしたか?

EPD事業対象校に選定されたとの事を聞いて、委員会や先生達を始め村全体の人々は大喜びだった。旧校舎は建設以降57年が経過して、壊れかけているので再建したかったが、村は建設費用が負担できず、困っていた時に丁度セダナーのことを知って連絡を取った。まさかと思いながらも選定されたことが確定した時は言葉が出ないほど大喜びで、選定されたとの連絡があった当日は村中その話題で持ちきりだった。

 

パーヌェー小学校は1952年に地域住民が校舎を建設して設立。1954年に政府認定小学校となり、校舎を増設し、1958年に中等学校になったが、19626月に中等学校をマイタウッ郡村の中央村であるマイタウッ村に移された。その為、パーヌェー村の中等学校は小学校に降格されて以来、今まで小学校のままになっている。元の校舎はトタン屋根の木造施設で、仕切りは竹を編んだものだったが、1995年に村民の募金でコンクリート床に改造された。また、UNDPの支援を受けてコンクリート式トイレを作り、1996年には再びUNDPの援助を受けて仕切りの竹編んだものをベニヤ板に交換した。1997年には校庭内まで水道を引いた。

 

 Q皆さんは学校での教育に何を望んでいますか?

村の子供達に学校教育受けさせることによって、将来地域や国のために役に立つ人材を育てることが出来、子供達自身も教養のある人になることを望んでいる。また、地元の人間としても村の子供達の教育に深く感心がありそれなりの支援もしている。村で小学校が設立された1952年から現在に至るまで、村出身の生徒たちの中に先生、看護婦或いは助産婦として地域或いは国のために活躍している者もいる。

 

 Q新しい校舎ができて子供達、或いは先生たちに何か変化はありましたか?

新校舎が出来る前に、使っていた旧校舎は大分古く、屋根からの雨漏れや風が強いとき   などに授業を行えないことがあったが、今の新校舎では安全に授業できるようになった   ので先生達も生徒達も授業に集中できるようになった。

 

 Q新校舎の継続的な維持及び管理はどのようにしていますか? ソフトプロジェクトからの収益は上がっていますか? また、それをどのように使う予定ですか?

新校舎の継続的な維持及び管理のためには、EPDのソフトプロジェクト援助金として支援された現金4,300,000チャット(約43万円)でマイクロファイナンス事業を始めているためで、融資した金額の利息で先生達への補助、校舎維持と学校全体の管理をして行く予定である。現在、ソフトプロジェクトの援助金全額4,300,000チャット(約43万円)をマイクロファイナンス事業に投資しており、201121日より村の農家たちに融資している。融資期間は6ヶ月で、利息は月間3%である。返済の満期になる8月までに、収益の使い道を委員会及び先生達で決める予定。今のところ、優先として日本歯科医師会の支援で建設した校舎に校区住民の協力で増設した教職員室の窓に鉄格子を取り付ける予定で利息が余った場合資本金に追加投資をする予定である。

 

 Qソフトプロジェクトは順調に進んでいますか? ソフトプロジェクトのマイクロファイナンスを受けている地元の人々はそのお金をどのように使っていますか? マイクロファイナンスは生活や仕事に役に立っていますか?

今のところソフトプロジェクトであるマイクロファイナンス事業も順調に進んでいる。村の主な産業は農業であり、米、サトウキビ、ともろこしとトマト栽培が中心である。マイクロファイナンス事業も農民向けに融資している。融資を受けている農家達も自分たちの農業に資本金が増えることになったので、資金の循環が良くなり、生活や経済に役立てている。もし、返済期までに現在融資した農家に問題があったとしても村民のほとんどは親戚又は、親戚に近い関係なので委員会が責任を持って解決する。

 

 Qその他の話は?

村には小学校しかないので、小学校を卒業して進学する生徒達は高等学校があるマイタウッ村まで(片道2.5マイル)通学している。現在のところ、マイタウッ高等学校に50名ほどの生徒が通っている。

 

地域の保健の為、マイタウッ村に村落保健所があり、パーヌェー村には助産婦一人いる。村民として軽い病気(熱や風邪)などの場合、村の助産婦が処方してくれているが、重病などの場合、マイタウッの村落保健所又はニャウンシュエーの病院に通うことになっている。歯の健康に関しては、地域の人々として知識が少なく、適当な漢方薬や植物などで解決している。

 

最後に、新校舎を建設してくれた、日本財団及び日本歯科医師会、セダナーのことをとても感謝している。その恩返しとして、校舎をきれいに大切に利用し、継続的に維持して長年利用できるよう管理していくことを約束してくれた。

 

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一般的にミャンマーの教員の給与は月に約3~4万チャット、日本円で3000円から4000円と言われています。
現地NGOのセダナ-のミャンマー人の男性スタッフ(タウンジ-市街に在住)は
ドライバー&フィールドスタッフとして月10万チャット(日本円:約1万円)を得ています。

比べてみると先生の給与はとても低く、先生として働きたくても生活が出来ないので辞めてしまう人も多いといいます。

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先生たちの職場環境を整えたり、十分なお給料を払えるようにすることもToothFairyでは行っています。小規模ビジネスを村で行い(水力発電、養豚プロジェクト)そこで得た資金を学校運営や備品購入、先生に支払う給与に使用します。持続可能なプロジェクトにするために村全体で力を合わせて頑張っています。

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ミャンマーの識字率は意外と高く7~8割だといわれています。

 

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小学校には行ける子は多いですが、中学校以降になるとぐっと進学率が下がってしまします。
その理由としては近くに中学校がなく、交通費が払えないので通えない。
寮もあるが、寮費を支払うお金もない・・・・という村のお母さんの声を耳にしました。


また、村では先生の数も足りません。
地方の生活は厳しく給与も十分でないため、せっかく赴任した先生も町に戻ってしまう事もあるそうです。
そのため村と町では学力の差も大きく、村の生活はなかなか改善されません。
多くの親が子どもたちにはいい教育を受けて、村に貢献する人になってほしいと願っています。

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ミャンマーは学校の数が少く、離れた村から1時間以上かけて通ってくる子もいます。
家が遠い子どもたちはお弁当を持参しており、お昼の時間になると外で食べ始めます。

アルミのお弁当の中にはご飯と、野菜のカレーのようなものが。
お腹ペコペコの様で、口いっぱいに頬張って食べていました。


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子どもたちに日本の事をもっと知ってもらおうと
日本に関する本を持って行きました!こうやって一つ一つ説明しました。

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みんなが興味を示していたのは、お相撲さんがのっているページ。
ミャンマーではこんなに大きい人はいないので、珍しいみたいです。
外国の文化に触れることが、ほとんどない子どもたち。
みんな口をそろえて「日本に行ってみたい」と言っていました。


可能性に充ち溢れる子どもたち、
いい教育を受けて世界に羽ばたいていってほしいです。


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日本から持参したお土産の「なわとび」。
初めは日本流のやり方で遊ぼうとしたのですが・・・反応がいまいち。


すると、ミャンマーの子供たち、オリジナルの遊び方を教えてくれました!
ゴム跳びのような感じで、縄を足にひっかけたり手をついて跳んだりとすごくアクロバティック!!

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私も挑戦してみましたが、結構体力がいるので途中でバテてしまいました。
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みんなが着ているのはロンジーというミャンマーの伝統衣装。
一枚の布を体に巻きつける、巻きスカートのようなものです。
男の子も同じようにロンジーを着ています。

本来なら制服があるのですが、制服を購入できるのは一部の比較的裕福な子どもだけで
この村では、ほとんどの子が制服をもっていないそうです。

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ミャンマーにおける初等・中等教育は、小学校から高校まで5・4・2制です。
義務教育ではありますが、都市部とは異なり農村地帯に行くと経済事情で学校に行きたくても行けない子どもも多いです。
学校の数も少ないために、違う学年の子どもが同じ教室で勉強せざるおえないという状況です。

この写真は、日本で言うとちょうど小学校1年生にあたる子供たち。
みんな熱心に英語の勉強をしています。

子どもたちがなんで腕を組んでいるかというと・・・・・
ミャンマーでは腕を組むことは、相手に対して尊敬を表す行為なのです!

私も初めはびっくりしましたが、国が違えば文化も違う。
新しい発見でした!!

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6月7日から13日にミャンマーに行ってきましたので報告していきたいと思います。

皆様のご支援のお陰で10校の学校の建設がついに始まりました!!
今回はKone kyang SchoolとKam Barr Schoolの2校を訪問してきました。

Tooth Fairyプロジェクトが学校建設を行っているのは、中国、ラオス、タイと国境を接する北東地域のシャン州です。多民族国家として知られるミャンマーは、辺境地区に約135もの少数民族が住んでいます。これらの地域は耕地も限られ収入が低く、地域に学校も少ないことから、就学期になっても教育を受けることができない子供も多いです。今年は、特に雨期にも関わらず雨が降らないという状況が続いており、農業で生計を立てている農民の生活は困窮しています。

これは最初に訪問したKone kyang Schoolの建築現場です。
現有の校舎は竹網壁、トタン屋根で出来ており、雨漏りや横風は当たり前でなかなか子ども達が勉強に集中することができません。
Tooth Fairyプロジェクトでは現地の親をはじめとした村人もチームを作り交代制で建築作業に関わっています。子ども達も村人も学校が出来ることを楽しみにしており、みんなの夢や思いがつまった学校が作り上げられています。

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ミャンマー 英語授業.jpg日本の英語教育は実践的でない。
小学校低学年から英語教育をすべきだ。
いや、日本語をきちんと学んでからにすべきだ...
日本の英語教育の方向性が見えてこない。

世界の最貧国のひとつ「ミャンマー」での英語教育はどうだろう。

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